本日は金峯山に登りにではなく
岩場の整備、開拓に行ってきました。

　開拓って結構重労働。
２時間ぐらいロープにぶら下がって
コケ落としをします。
かなり根気のいる作業です。

　頭からコケやドロをかぶるとうんざりします。
かなり根性もつきます。

　ただ草が繁茂して倒木やコケで覆われていた岩が
きれいな登れる状態になるとかなりの達成感があります。

　本日は８割くらいは開拓していましたが
ラストの２時間ぐらいは登れました。

　ボルダーで自分でこれは初登だなと
分かるような課題は初めてで
ちょっと感動したな。

　結構素晴しいラインが引けてうれしかった。
グレード的には６級かそれぐらいだったけど
自分がはじめてコケ落としした岩に
素敵なラインが引けたときは本当に感動します。

　この感動があるから
開拓は病みつきになるのかも。

　そして、この開拓の経験から
今まで登らせてもらった多くの課題には
たくさんの開拓の苦労があったのだろうなと
感謝の気持ちがこみあげてきました。

　久々に写真を撮ってもらったのでアップします。

　これは今日の最後に開拓した岩です。
上から見るとテーブルのような
下からみると戦艦のような岩でした。
ここは岩質が金峯っぽい砂岩ではなく
チャートのようなすべすべした岩質でした。
ヌメ手な人にはつらい岩質だった。

　７、８級くらいの課題。
真上に落ちたら体が真っ二つに切れそうなくらい
鋭利なリッジを登っていきます。
すごく面白い課題。


　お次は５級、６級くらいのバランス系課題。






　途中でノーハンドレストできるポイントもあります。
金峯のボルダーには珍しいですね。



　ラストはランジっぽくリップを取って
マントルを返せば終了。

　すごく楽しい課題が
この岩だけでも５本完成しました。

　ああ、楽しかった。

　やっぱり生岩はいいわ。