はじめて根占のボルダーへ行った。
昨日の鹿児島県地方は小雨模様のあいにくの天気だった。
が、久々の休み、そして車が使えるとあって
雨でも岩に触ろうと思い
根占のボルダーに向かった。

　もともと岩登りをはじめてやったのは根占だった。
根占には鬼岳という岩場がある。
西岩稜という5.10cを2ピッチ含む10ピッチくらいの
フリークライミングのルートがあって
鹿児島県本土では最難のマルチピッチと言われていた。
岩質は花崗岩で美しい白い岩肌は屋久島を思わせる。
スラブとフェースの続くので5.10cと言えども
人工壁のグレードとは全然違うのでご注意いただきたい。
また、道路から取り付きまでのアプローチは40分ほどあり
ここは普通の山登りである。
フリークライミングというよりはアルパインクライミングに
近い感じである。
私はサブマリンカンテという5.7か5.8ぐらいの簡単なルートは
10年前に3回ほど登ったことがあった。

　ということで根占のボルダーは初めてながら
土地勘はあったので全く迷うことなく大浜の駐車場に着いた。

　海岸に無数に岩が折り重なっており
無尽蔵にボルダーがある感じ。
ただ、ランディングが非常に悪いのが難点である。
またトポも何も持たないのでラインが分からない。
が、勝手に適当なラインを登る。

　一番先に目についたのは150度くらい、3メートルほどの高さの岩で
真ん中に三角形のガバホールドがある。
ここから3本くらいはラインが引けそうだ。
たぶんここには2,3級くらいのラインが1本はあるだろうと感じた。
が課題名は不明。
ネットで一生懸命探したがここを直上するのが玄（2級）ではないかと思う。

　ここで何十回もトライするが最後まで繋げることが
できなかった。

　ちょっとエリア的には小さいが
岩がきれいでロケーションも最高。
もっと登られてよいエリアかなと思う。
またパワーアップして来よう。