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昨日根占のボルダーに行ってきました。
その報告を。

 根占のボルダーは大浜の道の駅から海岸線に降り
南に歩いていくとそこら一帯がボルダーです。
大部分の岩がきれいな花崗岩です。
海のそばで対岸に開聞岳がそびえ立ち
海風を感じながらのボルダリングは爽快です。

 まず向かったのが
玄 2級とおぼしき課題のある150度前傾の岩です。
本日は台風通過の影響か波が高く
ほとんどの岩が潮をかぶって登れない状態でした。


 中央部に顕著なホールドが2つあります。
トポも何もないので推測ですが
玄 2級は中央部のホールドでスタートし
直上か右へ抜ける課題と思われます。
(写真でいう黒か赤のラインです)
どちらも2級以上はありそう。
触ってみるが全然ダメなのでちょっぴり簡単そうな
左に抜けるラインに挑戦してみた。
(写真でいう青のラインです)
スタートからランジ気味に手を伸ばせば
ガバがある。
これでも余裕で3級はあるだろう。
手は結構かかるがフットホールドが乏しい。
縦に伸びる細いフレークを使うがほとんど足がかからない。
以前に来たときより全然ダメになってるじゃん!
登れる気配はなく、左からマニアックなラインを思いついた。

小さなカチとスローパーを使ってガバをつかみ
マントルを返す。これで5,6級ぐらいかな。
ガバから始めてマントルを返すだけだと6,7級ぐらい。

 大きなスラブ岩があり
ここを登る。
下地が悪くかなりデンジャラス。
流木を敷いて穴を隠すもマジ落ちしたくない感じでした。
ここはT越さんは余裕で登っていたが
全然登れる気がしなかった。
スラブをしっかりクライムダウンできていたので
そこそこ登れるのかもしれんが
絶対落ちたくなかったのでやめておいた。

 その後、500m以上は歩くがラインが分かるような岩は少なく
結構飽きてきた。
が、こんなことじゃ帰れん!と思い新しい企画を思いついた。
ショボ課題20連発。
ラインが分からんかったら自分で設定しろとばかりに
手当たり次第に登れそうな岩につまらん課題を作っていった。



 これが超ヒット。
結構退屈してたんだけどつまらない課題を思ったものが
意外に難しかったり、難しいと思ったものがそうではなかったりして
すごく楽しかったです。
大抵が1手のみのマントル課題が多かったけど
人工壁じゃマントリングの練習は全然できないから
あらゆる岩、そして形状でのマントル打ち込みは
非常に有意義であった。
また同行したT越さん、マントル返しがやたら上手くて
これまた参考になりました。

↓これが大ヒットの課題でした。
 



 両手スローパーっぽいホールドから右足を上げて
強引にマントルを返します。
潮が満ちたら海中に沈む課題です。
小さな貝がたくさん着いているような場所です。
下地も結構悪かったような・・・。
マントル課題は苦手なのでどうともコメントできませんが
5級くらいあるかもなあ。

 ↓あと典型的なショボ課題



 右足を上げてマントルを返すとちょっと難しい。
左足はちょっと楽かな。
いろいろ練習できてよかった。
グレードは6級かそれくらいかな。

 反省:暑かった。飲み水がなくなった。干からびるかと思った。
    曇り空だったので上半身裸で登っていたら日焼けがすごかった。
    今も背中がじりじり痛いっす。
    年に3回は訪れてもよいところです。
    トポがあったら入手したいです。誰がお持ちの方はいらっしゃいませんか?




マントル返し練習法

 ボルダリングで大切な技術として
マントリング(マントル)がある。
このマントリングであるが人工壁ではなかなか練習が難しい。
なぜなら自然の岩場では様々な形状の岩があり
その形状に合わせてマントリングをしなければならないからだ。

 昨日、根占に行ってきたが
トポも何もなく、大きな岩も少なくて
飽きてきた頃に小さな岩にもどんどん課題をセットしてみた。
20個ほど課題を作った。
そのほとんどが1手もののマントル課題でした。

 こんなにたくさんマントリングをしたのは初めてでして
大変勉強になりました。
少しは上手くなったかな。なってないだろうなあ。

 
 
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